最近、RCファンの間で大きな話題となっている、京商のビンテージシリーズ。その中でも、ひときわ異彩を放つ京商ギャロップ復刻モデルの登場に、かつてRC少年の心を熱くした方も多いのではないでしょうか。
独特のチェーン駆動、無骨なラダーフレーム…あの頃、カタログを眺めるだけで胸が高鳴った憧れのマシン。私も同じ世代の愛好家として、この気持ちは痛いほど分かります。
この記事では、単なる懐かしさだけでなく、現代の技術でどう進化したのか、そして今このマシンを手に入れる価値はどこにあるのかを、建築士としての視点も交えながら徹底的に解説します。
この復刻版ギャロップは、少年時代の思い出に浸るだけのノスタルジックなアイテムではありません。走りの性能と信頼性を大幅に向上させた、まさに我々大人が本気で楽しめる「最高の趣味」へと昇華しているのです。
- オリジナル版からの「7つの驚くべき進化点」
- 購入から走行までに必要なものの完全ガイド
- 兄弟車「プログレス」との明確な違いと比較
- 走らせて、飾って、いじって楽しむための全知識
この記事を最後まで読めば、「復刻版ギャロップは本当に買う価値があるのか?」というあなたの疑問は、きっと確信に変わるはずです。さあ、一緒にあの頃の夢の続きを始めましょう。
京商ギャロップ復刻モデルの魅力!7つの進化点を徹底解説

2023年末、京商ビンテージシリーズから放たれた一台のRCカーが、我々世代の心を鷲掴みにしました。その名は「ギャロップ」。1980年代、あの熱狂のRCカーブームの中で、独特の輝きを放っていた伝説のマシンです。
このセクションでは、単なる懐かしさだけではない、現代の技術で蘇った京商ギャロップ復刻モデルが持つ「7つの進化点」に迫ります。
’80年代の憧れ!伝説のバギー「ギャロップ」とは
1980年代、日本中がRCカーの熱に浮かされていた時代。タミヤのマイティフロッグやホーネットが席巻する中、我々RC少年の前に彗星の如く現れたのが、京商の4WDバギー群でした。
オプティマやアルティマといったレースで勝利を目指すマシンとは少し違う、独創的なメカニズムで強烈な個性を放っていたのが、この「ギャロップ」です。最大の特徴は、なんといっても「ラダーフレーム・シャシー」と「チェーンによる4輪駆動」。
まるで実車のクロスカントリー車やバイクのような無骨で美しいメカニズムは、子供心に「本物感」を感じさせ、強烈な憧れの対象となりました。私自身、当時お小遣いを握りしめても手が届かず、カタログを穴が開くほど眺めていた記憶が鮮明に蘇ります。
今回の復刻は、そんな我々世代にとって、まさに少年時代の夢の続き。単なる再販ではなく、当時の雰囲気を大切にしながら、現代の技術でブラッシュアップされているのが最大のポイントです。
あの頃の憧れが、今、最高の形で我々の元へ帰ってきてくれたんですね!
①駆動系:スリッパーとギヤデフで現代的に進化
復刻版ギャロップの進化を語る上で、駆動系の現代化は外せません。最も大きな変更点が「スリッパークラッチ」と「ギヤデフ」の標準装備です。当時、これらは一部のワークスカーにしか採用されていなかった高嶺の花でした。
まずスリッパークラッチは、ジャンプの着地時や急加速時など、駆動系に大きな負荷がかかった際に、クラッチがスリップして衝撃を逃がす役割を果たします。これにより、ギヤの欠けやドライブシャフトの破損といった致命的なトラブルを未然に防ぎ、マシンの信頼性を飛躍的に高めてくれます。
現代のハイパワーなモーターやバッテリーにも安心して対応できる、まさに「お守り」のような存在と言えるでしょう。
そして、フロント、センター、リアの3か所に搭載されたギヤデフ。オリジナルはソリッドアクスルでしたが、ギヤデフになることで、コーナリング時に内外輪の回転差を吸収し、スムーズな旋回が可能になりました。また、デフオイルの粘度を変えることで、走りの特性をセッティングできるのも大きな魅力です。
なるほど!ただの再販じゃなくて、ちゃんと今走れるように考えられてるんですね。
②チェーン:耐久性が向上した強化チェーン
ギャロップの魂とも言えるのが、エンジンカーを彷彿とさせるチェーン駆動の4WDシステムです。この無骨でメカニカルな姿に心を奪われた方も多いのではないでしょうか。復刻版では、この象徴的なメカニズムを継承しつつ、信頼性が大幅に向上しています。
オリジナル版では、走行を重ねるとチェーンが伸びたり、外れたりといったトラブルが少なからずありました。しかし、今回の復刻版では、当時よりピッチが大きく、厚みも増した強化タイプのチェーンを採用。これにより、チェーンの耐久性が格段にアップし、走行中のトラブルのリスクを大幅に低減しています。
また、テンショナー(張り調整機能)も備わっており、チェーンのコンディションを最適に保つことが可能です。見た目のカッコよさはそのままに、安心して走りを楽しめるようになったのは、非常に大きな進化点です。
③シャシー:高剛性なアルミ合金製ラダーフレーム
建築設計に携わる者として、このギャロップのシャシー構造には特に心惹かれます。プレス加工された2本のアルミプレートをラダー(はしご)状に組んだ「ラダーフレーム」は、非常に合理的で美しい構造です。
復刻版では、このメインフレームの材質に「A6061T6アルミ合金」が採用されました。これは航空機などにも使われる高強度な素材で、オリジナル版に比べてねじれ剛性が大幅に向上しています。これにより、サスペンションが設計通りに正確に作動し、安定した走行性能を発揮します。
特に、現代のハイパワーなモーターを搭載した場合、このシャシー剛性の高さが走りの質を大きく左右します。見た目の美しさだけでなく、性能面でも大きな意味を持つアップグレードと言えるでしょう。
ブラックアルマイト処理されたシャシープレートは精悍な印象を与え、メカボックスやモーターを機能的に配置したレイアウトは、まさに機能美の塊。走らせるだけでなく、じっくりと眺めて楽しめる、大人の所有欲を満たすにふさわしい仕上がりです。
④足回り:しなやかに動くアルミ製オイルダンパー
走行性能を左右する重要なパーツがサスペンションです。ギャロップは当時としては先進的な4輪ダブルウィッシュボーン式を採用していましたが、ダンパーはスプリングのみで減衰力のないフリクション式でした。
今回の復刻版では、現代のRCカーでは標準装備となっている「アルミ製オイルダンパー」が採用されています。これは非常に大きな進化です。ダンパー内部に封入されたシリコンオイルの抵抗(減衰力)によって、スプリングの無駄な動きを抑え、路面からの衝撃をしなやかに吸収します。
これにより、タイヤの接地性が劇的に向上し、荒れた路面でも安定した走行が可能になります。精密な切削加工が施されたアルミ製シリンダーは、見た目の質感も非常に高く、マシンの存在感を一層引き立ててくれます。
確かに昔のキットは足回りが跳ねる感じだったもんな。これは期待できる!
⑤タイヤ:グリップとルックスを両立した新設計
ビンテージバギーの印象を決定づける重要な要素、それがタイヤです。復刻版ギャロップでは、タイヤも新規金型で現代のスペックにアップデートされています。
デザインは、オリジナル版の雰囲気を色濃く残したブロックパターン。この「わかってる感」が嬉しいポイントですね。当時のファンが抱くイメージを壊すことなく、現代のラバーコンパウンドを採用することで、グリップ性能と耐摩耗性を大幅に向上させています。
アスファルトから土の路面まで、幅広いシーンで良好なグリップを発揮してくれるでしょう。特に、オリジナル版では硬化してカチカチになってしまっていることが多いタイヤが、新品で手に入るのは復刻版ならではの大きなメリットです。
⑥ボディ:色褪せない魅力のポリカ製ボディと人形
ギャロップの独特なスタイルを決定づけているのが、直線基調でロー&ワイドなポリカーボネート製ボディです。復刻版では、この魅力的なフォルムが忠実に再現されています。当時の金型を探し出し、あるいは現代の技術で復元し、我々の前に再びその姿を現してくれたことに、京商の熱意を感じずにはいられません。
そして、RCカーに「スケール感」と生命を吹き込むドライバー人形も、もちろん付属しています。ヘルメットを被ったドライバーがちょこんと乗っているだけで、マシンのリアリティは格段に高まります。
指定色で忠実に仕上げるもよし、オリジナルカラーで個性を主張するもよし。マスキングシートも付属しているので、比較的簡単に塗り分けが可能です。透明なボディが自分の手で少しずつ色づいていく過程は、プラモデル作りにも通じる、モノづくりの根源的な楽しさに満ちています。
⑦拡張性:プログレス用パーツ流用で広がる可能性
復刻版ギャロップは、箱出しの素の状態で組むだけでも十分に楽しめますが、さらに走りを追求したい欲張りなオーナーに応える「拡張性」も秘めています。実は、兄弟車である「プログレス」の復刻版用に用意されたオプションパーツの多くが、このギャロップにも流用可能なのです。
例えば、よりスムーズな作動と高いトラクション性能を発揮する「ボールデフ」や、駆動効率と耐久性を向上させる「ユニバーサルスイングシャフト」などが装着できます。これらを組み込むことで、走りの質感をさらに一段階上のレベルへと引き上げることが可能です。
まずはノーマル状態でじっくりと走りを味わい、その後に少しずつパーツを交換して、その変化を体感していく…。そんな、マシンを「育てていく」楽しみ方ができるのも、復刻版ギャロップの大きな魅力です。
プログレスのパーツが使えるのは嬉しい!ちょっとずつ育てていく楽しみがあるな。
京商ギャロップ復刻モデル購入から走行までの完全ガイド

復刻版ギャロップの魅力に、すっかり心を奪われてしまった方も多いのではないでしょうか。このセクションでは、夢にまで見たギャロップを手に入れ、あの頃の興奮を再び味わうための具体的なステップを解説します。
購入から組み立て、そして走行までに必要な情報を網羅した、復帰組にも安心の完全ガイドです。
気になる価格と販売店情報
さて、購入を決意した(あるいは心が大きく傾いている)皆さんが最も気になるのは、やはり価格と入手方法でしょう。復刻版ギャロップのメーカー希望小売価格は、定価 59,400円(税込)です。
主な購入先としては、昔ながらのRCカー専門ショップ、大手家電量販店のホビーコーナー、そしてAmazonやヨドバシ.comといったオンラインストアが挙げられます。それぞれの特徴を簡単にまとめました。
販売店 | メリット | デメリット |
RC専門ショップ | 店長に相談できる、知識が豊富、他のパーツも揃う | 価格は定価に近いことが多い |
家電量販店 | ポイントが貯まる・使える、アクセスしやすい | 専門的な相談は難しい場合も |
オンラインストア | 割引価格で買えることがある、自宅に届く | 実物を見られない、相談できない |
個人的におすすめなのは、やはり顔の見えるRC専門ショップです。特にRCから長年離れていた方にとっては、プロポの選び方からバッテリーの管理方法まで、頼れる店長さんのアドバイスは非常に心強いはずです。
もし近所に専門店がない場合は、品揃えの豊富な大手オンラインストアを利用するのが現実的でしょう。発売から少し時間が経っているため、お店によっては在庫が少なくなっている可能性もありますので、見つけたら早めに決断するのが吉かもしれません。
キットの組み立て難易度と必要な工具は?
ギャロップは「組み立てキット」です。完成品ではないからこそ、自分の手で作り上げる喜びがあります。組み立ての難易度は、RCカーの製作経験がある方なら、特に問題なく楽しめるレベルです。説明書も非常に丁寧なので、焦らずじっくり取り組めば、初心者の方でも完成させることができるでしょう。
ただし、チェーンのコマを繋いだり、3つのデフギアを組んだりと、現代のシンプルなRCカーにはない、少し手応えのある工程も含まれます。しかし、これこそがギャロップ製作の醍醐味。無骨なパーツが少しずつ組み合わさり、美しいメカニズムが姿を現していく過程は、至福の時間です。
組み立てにあたって、最低限揃えておきたい工具は以下の通りです。
- プラスドライバー(大小2種類あると便利)
- ボックスレンチ(ホイールナットの締め付け用)
- ラジオペンチ、ニッパー
- デザインナイフ、カッターナイフ
- 曲線バサミ(ボディのカット用)
- デフ用グリス、ネジロック剤
特にドライバー類は、精度の良いものを使うことを強くおすすめします。安価な工具はネジの頭をなめて(潰して)しまう原因になり、せっかくの楽しい時間が苦痛に変わってしまいますからね。
工具はケチっちゃダメってことか。昔の安物だとネジ山をなめたりしたもんなあ…。
走行までに必要なものリスト【プロポ・モーター等】
組み立てキットであるギャロップを走行させるためには、本体以外にもいくつかメカ類を別途購入し、搭載する必要があります。RC復帰組の方にとっては、このメカ選びが一番の悩みどころかもしれませんね。ここでは、走行までに必要なものをリストアップして解説します。
- プロポセット(送受信機・サーボ・ESC):マシンを操縦するための送受信機、ハンドル操作をマシンに伝えるステアリングサーボ、モーターの回転を制御するESC(アンプ)がセットになったものが便利です。現代の主流は混信の心配が少ない2.4GHz方式です。
- モーター:京商の公式推奨は、昔ながらの「ブラシモーター」の30~20ターンクラスです。ビンテージな雰囲気を味わうなら、まずはこちらがおすすめ。物足りなければ後からハイパワーなブラシレスモーターに換装することも可能です。
- 走行用バッテリー:ニッケル水素(Ni-MH)バッテリーか、リチウムポリマー(Li-Po)バッテリーを選びます。Li-Poはパワフルで軽量ですが、管理に注意が必要です。復帰組の方は、扱いやすいニッケル水素から始めるのが安心かもしれません。
- 充電器:選んだバッテリーの種類に対応した充電器が必要です。ニッケル水素とLi-Poの両方に対応した製品も多くあります。
- 塗料:ボディは透明なポリカーボネート製なので、内側から専用のスプレーで塗装します。
特にLi-Poバッテリーは、過放電や衝撃に弱く、最悪の場合発火する危険性もゼロではありません。必ずLi-Po対応の充電器を使い、専用のセーフティバッグに入れて保管するなど、正しい知識を持って取り扱うようにしましょう。
実際の走行インプレッション!現代のサーキットは走れる?
さて、いよいよ完成したマシンを走らせる瞬間です。復刻版ギャロップの走りは、現代のコンペティションバギーとは全くの別物です。最高速やコーナリングスピードを競うのではなく、その独特の操縦フィールを味わうことにこそ、このマシンの価値があります。
チェーン駆動ならではの、少しだけ間があってから加速するようなマイルドなスロットルレスポンス。しなやかな足回りが路面の凹凸を吸収し、車体を揺らしながら走る姿。これらは、現代の効率化されたバギーでは味わえない、機械を「操縦している」という感覚に満ちています。
速さを競うのではなく、マシンの挙動を感じ、コントロールする過程そのものを楽しむ。それがギャロップとの正しい付き合い方と言えるでしょう。
現代のハイグリップなカーペットサーキットなどでは、少し気を使う場面もあるかもしれません。このマシンが最も輝くのは、公園や河川敷の広場、少し締まった土のオフロードコースのような場所。仲間と集まって、当時の思い出を語りながら、のんびりと走らせるのが最高のシチュエーションではないでしょうか。
兄弟車「プログレス」との違いを比較!どっちを選ぶ?
京商ビンテージシリーズでは、ギャロップの兄弟車にあたる「プログレス」も復刻されています。どちらを選ぶか、悩んでいる方も少なくないでしょう。この2台の最大の違いは、駆動方式とそれに伴う操縦性のキャラクターです。
それぞれの特徴を表にまとめてみました。
ギャロップ | プログレス | |
---|---|---|
駆動方式 | パートタイム4WD(フロントワンウェイ) | フルタイム4WD |
特徴 | チェーン駆動、軽快で少しトリッキーな操縦性 | ギヤ&チェーン駆動、安定志向で素直な操縦性 |
おすすめな人 | メカ好き、じゃじゃ馬を乗りこなしたい人 | 安定した走りが好みの人、レースも楽しみたい人 |
簡単に言うと、フロントにワンウェイベアリング(一方向にしか駆動が伝わらない)を搭載し、より軽快で回頭性の高い走りが楽しめるのがギャロップ。一方、常に4輪に駆動がかかり、より安定した走行が可能なのがプログレスです。
どちらが優れているという訳ではなく、これは完全に好みの問題。無骨なチェーン駆動のメカニズムと、少し癖のある操縦性に魅力を感じるならギャロップ。より安定した走行性能と素直な操縦フィールを求めるならプログレス、といった選び方が良いでしょう。
なるほど、性格が結構違うんだな。僕はじゃじゃ馬っぽいギャロップが好みかな!
おすすめのオプションパーツとカスタムの楽しみ方
ノーマル状態でも十分に楽しいギャロップですが、京商から公式にリリースされているオプションパーツを組み込むことで、さらに走りの質を高め、自分好みの一台に仕上げていく楽しみがあります。
まず最初に検討したいのが、兄弟車プログレス用として発売されている「W5301 ボールデフセット」です。ノーマルのギヤデフから交換することで、よりスムーズで繊細なトラクションコントロールが可能になり、コーナリング性能が向上します。
次におすすめなのが、同じくプログレス用の「OTW101 ユニバーサルスイングシャフト」。ノーマルのドッグボーンに比べて駆動効率が高く、サスペンションがストロークした際のガタつきも減るため、より安定した走りに貢献します。特にフロントに組み込むと効果を体感しやすいでしょう。
さらに走りを楽しむなら、モーターをブラシレスシステムに換装するのも現代的なカスタムの一つ。ただし、大幅にパワーが上がるため、スリッパークラッチの調整をしっかり行い、駆動系に過度な負担がかからないよう注意が必要です。
このように、少しずつマシンを育てていく過程も、RCカーの奥深い魅力なのです。
総括:京商ギャロップ復刻は、’80年代の夢を現代技術で叶える一台
この記事では、京商ギャロップ復刻版の全貌に迫りました。数々の進化点を知り、その魅力の深さを再確認していただけたのではないでしょうか。
最後に、今回の記事内容のポイントをまとめます。
- 京商ギャロップ復刻版は’80年代RCブームの憧れのマシン
- 最大の特徴は美しいラダーフレームとチェーンによる4輪駆動
- 復刻版は当時の雰囲気を残しつつ現代の技術で正統進化
- 駆動系にはスリッパークラッチを新たに追加し信頼性向上
- 3つのギヤデフを標準装備し旋回性能とメンテナンス性が向上
- 魂であるチェーンは耐久性の高い強化タイプにアップグレード
- シャシーは高剛性なA6061T6アルミ合金製でパワーに対応
- 足回りにはアルミ製オイルダンパーを採用し走行安定性が劇的アップ
- タイヤは当時のルックスと現代のグリップ性能を両立した新設計
- 忠実に再現されたポリカボディとドライバー人形が所有欲を満たす
- 兄弟車「プログレス」のオプションパーツ流用で拡張性も確保
- 定価は59,400円(税込)でRC専門店やオンラインで入手可能
- 組み立ては説明書を読めば可能だがチェーン駆動など一部手応えあり
- 走行にはプロポセット、モーター、バッテリー、充電器等が別途必要
- RC復帰組は扱いやすいブラシモーターとニッケル水素電池からが安心
- 走りは速さを競うのではなく独特の操縦フィールを味わうもの
- 軽快でトリッキーなギャロップ、安定志向のプログレスという違い
- ボールデフ等のオプションパーツでマシンを「育てる」楽しみも
- 少年時代の夢を自分の手で組み立てる喜びは格別
- 走らせて、眺めて、いじる、大人の趣味として最高の逸品
今回は、京商ギャロップ復刻モデルについて、その7つの進化点から購入・走行ガイドまで徹底的に解説しました。単なる懐かしいだけのマシンではなく、現代の技術で走る楽しさが格段に向上した「大人が本気で遊べる逸品」であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
ギャロップはそのメカニカルな造形美も大きな魅力です。走行を楽しんだ後は、ぜひインテリアとして飾ってみてはいかがでしょうか。当ブログの別記事では、ミニカーやRCカーを美しく飾るための具体的な方法を紹介しています。建築士の視点から照明や配置のコツも解説していますので、きっと参考になるはずです。
また、京商ビンテージシリーズの奥深い世界にさらに足を踏み入れたくなった方には、伝説の2WDバギー「トマホーク」のレビュー記事もおすすめです。ギャロップとはまた違った走りの魅力を持つ名車ですので、ぜひ合わせてご覧ください。